アイコン 日銀 過去最大の国債557兆円&株24兆円買占め 増加継続中

 

 

国が発行する国債を国の機関の日銀が購入するという異常事態は、GDPの相当額にまで達している。マッチポンプの極致。
株は時価総額の4%匹敵し、年金とともに日本の株式市場を買い支えし、外資の食い物にされている。

日銀の総資産は、大規模な金融緩和のもとで国債やETF=上場投資信託などの買い入れを続けていることから、今年3月末の時点で557兆円余りと、過去最高を更新した。

日銀が発表した平成30年度の決算によると、3月末時点の総資産は、前年より28兆円増えて557兆0,243億円だった。
大規模な金融緩和策で、国債やETF=上場投資信託の買い入れを続けているため、7年連続で過去最高を更新した。

このうち、国債は469兆9538億円で、このところ買い入れのペースが鈍っていることから、21兆円の増加にとどまったが、あっと驚く貯め五郎の巨額。

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一方、株式を組み込んだETF=上場投資信託の保有残高は24兆7848億円。これは、3月末時点の東証1部の時価総額の4%余りに相当していて、日銀が株価の下支えを図っている構図が一段と鮮明になっている。

一方、最終的な利益にあたる剰余金は、金融緩和を縮小して政策を正常化させる際に備えて8100億円余りの引当金を計上した結果、前年より▲23%減の5869億円だった。

日銀は、少なくとも来年春ごろまで今の大規模な金融緩和を続ける姿勢を示しているが、物価目標の実現のめどは立っておらず、金融政策の正常化の道筋は不透明なまま。
アベノミクスの一矢であり、安倍政権が続く限り続けるしかなく、天井知らず。後先考えておらず、もう収拾付けるのは無理。ただ、票はこうした空前の金融緩和による景気により支えられる、与党が圧勝するのは間違いないだろう。票のためには限りなく増加させ続けるしかない。

日銀の黒田総裁は27日、企業や家計が抱える借金、民間の債務の問題が世界経済を下押しするリスクがあるという考えを示した。そのリスクとはまさに日本国と日銀ではなかろうか。
 

 
[ 2019年5月30日 ]

 

 

 

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