Spiber クモの糸構造の新繊維でNorth Face Tシャツ世界初販売へ
North FaceとコラボしたTシャツを作ったのは、新繊維を開発する国のプログラムに参加している山形県鶴岡市のベンチャー企業Spiberなど。
クモの糸は軽くて強いことから、企業はクモの糸を遺伝子レベルで分析、構造などを参考にして微生物からタンパク質をつくり、それを合成して新繊維を開発することに成功した。
Spiberによると、クモの糸の強さを再現するにはさらなる研究が必要とのことだが、Tシャツは一般の製品として利用できる耐久性と肌触りのよさなどを実現できたという。
クモの糸を参考にしたタンパク質素材の繊維は石油などからつくるポリエステルといった化学繊維よりも環境に優しいということで、アメリカなどでも開発が進んでいるという。
Tシャツは今年8月の販売を予定していて、企業では将来的には自動車のボディーなど軽さと強じんさを求められる製品にも応用できるように開発を進めるとしている。
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「Spiber」の関山和秀代表執行役は「人工的に生成したタンパク質の素材を使ってしっとりとした肌触りを実現した。世界的にも新素材で、今後も研究を続けていきたい」としている。
以上、
以前から注目されてきたベンチャーであるが、やっと製品化に漕ぎ着けたようだ。大枚を出資してもらった御礼に安倍首相にプレゼントしたらいかがだろうか。研究開発にはこんなに時間がかかりましたと伝言を添えて。そうでもしない限り安倍首相はウンコのようにすぐ開発できると思っているレベルのお坊ちゃま。
ただ、今の環境だから、これほどまでの額の出資者(資本を224億円も集めている)がいるが、研究開発に時間がかかり過ぎており、技術を横取りしない専門学者や産業資材の分野ごとに外部研究者と連携することも必要ではないだろうか。目的物の開発段階から大手企業とコラボすることも早期製品化の実現となろうが。何でもかんでも社内でしようと思ったら大間違い。
海外でもパテントさえしっかりとっていれば、問題はない。
米アウトドアメーカーのNorth FaceとのコラボTシャツは、新素材や新開発品に常に飢えているアメリカ国民むけにも販売させることだ。
量子コンピーターのようにせっせと海外の企業が製品化して売り出すスピードの時代でもある。
会社名
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Spiber株式会社
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本社地
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山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1
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代表
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関山和秀
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設立
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2007年9月
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資本金
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112億2,683万円
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社員数
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223名(2019年4月現在)
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事業内容
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新世代バイオ素材開発
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平均年齢
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36.1歳
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[プロトタイピングスタジオ]
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山形県鶴岡市覚岸寺字水上240番地1
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ほかの取締役
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取締役兼執行役 : 菅原潤一
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社外取締役 : 荒井俊行(弁護士/NY州弁護士)
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社外取締役 : 松橋香里(公認会計士)
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社外取締役 : 冨田勝(慶應義塾大学先端生命科学研究所所長)
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社外取締役 : 田幡直樹(ジョンズ・ホブキンス大学高等国際問題研究所ビジティング・スカラー)
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社外取締役 : 瀧川博
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2018年12月期
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売上高
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263,307千円
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営業損失
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▲2,637,676千円
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当期利益
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▲2,586,075千円
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純資産
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13,013,070千円
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総資産
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14,161,400千円
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[ 2019年6月21日 ]