アイコン 代表兄弟辞任 大揺れ韓国YGエンターテイメント 薬物疑惑

 

 

韓国の警察は、人気グループBIGBANGなどが所属する大手芸能事務所YGエンターテインメント(YGエンタ)所属の人気歌手の薬物使用状況を把握していながら捜査しなかったのは、梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)代表プロデューサー(49)の何らかの関与があったからではないかという疑惑について、多数の人員を動員して再捜査することを宣言した。

YG所属の人気歌手が、自分の薬物使用歴を自ら示唆した「カカオトーク」のやり取りを警察が確認していながら、一度も出頭させることなく事件を終結させて以来、2年8ヶ月ぶり。
YGを率いる梁鉉錫代表プロデューサーと弟の梁民錫代表取締役は、警察の再捜査発表直後にそろって辞任した。

6月14日、梁鉉錫氏は「これ以上YGと所属芸能人、そしてファンに、私のせいで害が加わる状況は絶対にあってはならないと考えた」として、「今日付でYGの全ての職責と業務から退こうと思う」と表明していた。

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国民権益委員会に公益通報したパン・ジョンヒョン弁護士は、14日午前のTV番組で、(iKON元メンバー)B.Iによる薬物使用疑惑とYGエンタによる事件もみ消し、警察との癒着関係などについて語った。
当弁護士は、情報提供者(練習生ハン・ソヒ(女性))が自分のもとを訪ねてきたときから事件について調べているとしている。
当弁護士によると、ヤン・ヒョンソク代表は当時、ハン・ソヒに不利益を及ぼすこともあり、「芸能人は、薬物を検出されても日本に行って(麻薬成分を)抜いて来ればよいと言って脅迫した」という。 
さらに、「うちの芸能人が、そんな問題で警察に行くのは嫌だ。君に謝礼もするし、弁護士もつけてあげるから、(警察に)行って供述を覆すように」と言って、ハン・ソヒに圧力をかけたと主張している。
また14日には別に、WINNERのイ・スンフンが、B.Iによる薬物使用を隠蔽しようとしたとハン・ソヒが主張しているとメディアが報じた。

クラブ「BURNING SUN」での暴力・売春斡旋・薬物疑惑などのBIGBANG-V.I.問題は、警察不正につき、文大統領自ら徹底捜査を指示しており、積弊清算とも絡み、問題が拡大してきている。

 京畿南部地方警察庁は14日、「YGの元練習生ハンが、このほど国民権益委員会に申告した疑惑について、麻薬捜査隊隊長を専門チーム長に合計16名を投入、厳正かつ最善を尽くして捜査に当たる。捜査状況に応じて、追加で人員を投入する」と明らかにした。

国民権益委員会は同日、「アイドルグループ『iKON』のメンバーに関する公益申告を4日に受け付け、迅速処理する予定だ」と答えていた。
 YGの元練習生ハンが、国民権益委員会に申告し、警察が再捜査を宣言したのは、2016年9月に警察が捜査を終えて検察に送った事件。

警察は当時、ハンを薬物使用などの疑いで逮捕して取り調べたが、この時、ハンから任意で提出を受けた携帯電話からYG所属のアイドルグループiKONのメンバーB.I(キム・ハンビン、12日脱退表明)とハンのカカオトークのやり取りを確保した。

この中には、B.Iがハンに幻覚剤の一種LSDを購入できるかどうか尋ね、ハン氏が「ほかの人たちに絶対に薬の話をしないで」と言うと、「君と一緒にやったから聞いてみたんだよ」と答えたやり取りもあった。しかし、警察はB.Iを一度も出頭させずに事件を終結させた。

「事件終結後の再捜査」との指摘に、警察関係者は「ハンが当時の追加の取り調べで突然言葉を翻したため、その後の捜査が不可能になった」と答えた。
供述を翻したことについて、ハン側は「梁鉉錫氏から懐柔・脅迫を受けたから」と芸能専門メディアなどで明らかにしている。

ハンは「最初の警察の取り調べでB.Iの薬物使用について語ったところ、梁鉉錫氏から事務所に呼び出され、『芸能界からお前を抹殺することなんて簡単だ』と言われた」、「それ以降、取り調べに梁鉉錫氏が雇った弁護士が同行するようになった」と主張した。
また、「事務所に呼び出された時、梁鉉錫氏は『私は(警察の)調書をすべて見ることができる人間だ』とも言った」とハンは主張している。

 これに対してYG側は「梁鉉錫氏がハンに会ったのは事実だが、供述を翻すよう促したり、弁護士を代理選任したりしたことはない」、「ハンが警察の取り調べで、自分の罪を軽くしてもらうためにB.Iの名前を出したので、これを訂正するよう要請しただけだ」と釈明した。
しかし、ハンは14日、ソーシャル・メディアに「減刑してもらうために言ったのではない。私は既に薬物使用に対する罪を償っているところだ」と投稿した。

 梁鉉錫氏は同日、警察が再捜査を宣言してから4時間後にホームページを通じて辞任を発表した。辞任のコメントでは「口にするのも恥ずかしく、屈辱的な言葉が無分別に飛び交っている状況に耐えてきたが、もうこれ以上は難しそうだ」と述べた。
そして、そのしばらく後には、梁鉉錫氏の弟・梁民錫代表取締役も社員あての内部メールで辞任を発表した。

<YG代表疑惑>
ソウル江南警察署は5月28日、2014年、YGエンタと関係のあるタイ人の資産家が韓国人女性に対して性的暴行を加えた疑いで捜査中であることを明らかにした。
女性は以前、クラブでタイ人からウイスキー3、4杯を勧められて飲み、記憶を失い、その後、性的な暴行を受けたと主張している。
今になって問題になっている事件は、YGエンタが2014年にこのタイ人を含む東南アジアの資産家を招き、3日間にわたり接待したとの疑惑。接待の席にはYGエンタの梁鉉錫氏や韓流歌手(PSYも参加)がいたと伝えた。
梁鉉錫氏は疑惑を否定し、席に招待されただけだとしている。

<BIGBANGの元メンバー、V.I事件>
ソウル警察庁は4月25日、YGエンタ所属のBIGBANGの元メンバー、V.I(イ・スンヒョン)の性接待疑惑について、2015年にソウル市内の高級ホテルで性接待を受けた日本人投資家一行(建設会社)に対し、性売買特別法違反の疑いで捜査を行う発表した。
V.Iらが2015年12月24日から2泊3日の日程で訪韓した日本人7~9人に風俗業の女性を斡旋した疑いで捜査を続け、V.Iと共に投資会社を設立したユ・インソク元代表(34)から「売買春が行われ、(費用は)私が払った」という趣旨の供述を確保したという。

ソウル警察庁は、売買春に関与した女性17人を立件して取り調べていると明らかにした。警察関係者によると、女性らのほとんどが容疑を認めているという。ホテルの宿泊代約3000万ウォンをYGエンタの法人カードで決済したという。(V.Iが代金をYG側に後日支払ったとされる/YGエンタに対して国税が今年3月抜打調査に入っている)

警察は2017年12月、V.Iがフィリピンで開いた誕生パーティーにも風俗業の女性を招待し、売春を斡旋した疑惑についても捜査を進めている。警察はV.Iが女性らの所属する風俗店の支配人女性に1500万ウォンを渡した事実をつかんだとされている。

<V.Iから飛び火>
歌手チョン・ジュニョン(所属事務所:MAKEUSエンターテインメント/3月契約解除)、FTISLANDの元メンバーのチェ・ジョンフン(所属事務所:FNCエンターテインメント)、V.Iが経営者とされるクラブ「BURNING SUN(バーニング・サン)」の従業員2人、実業家パク氏がメンバーとなっているグループチャット。
今年2月末にV.Iは、グループチャットで2015年に、V.Iの投資会社「ユリ・ホールディングス」の元代表のユ・インソクや社員などとやりとりした中で性的接待を指示したという疑惑が浮上している。また、そのグループチャットの中に、チョン・ジュニョンがおり、その中で、自らの性場面を女性の許可なく盗撮してチャットで流布させた容疑がかけられている。

ユリ・ホールディングスの元代表ユ・インソクは、明らかにされたカカオトークの内容から 歌手チョン・ジュンヨン(30)に買春をあっせんした疑惑も浮上しているという。

<K-POPPの覚せい剤汚染拡散>
東方神起から分離独立したJYJのパク・ユチョン(所属事務所:C-JeSエンターテインメント)は、薬物検査で陽性が出、芸能界を引退した。
別れたとされる元恋人のファン・ハナ(南陽乳業創業者の孫)と付き合いを継続、覚せい剤をやっていた。ファン・ハナが覚せい剤で逮捕され、パク・ユチョンと一緒にやったと供述したことでパク・ユチョンの捜査となっていた。
「ファン・ハナと(クラブの)バーニング・サン-VIPの隠密な私生活」報じられているが、バーニング・サンがいろいろな場面で登場する。VIPルームにはシャワー室もあり、性から覚せい剤まで何でもありだったようだ。
以上

一連の事件報道は、V.iが理事であったダンスクラブ「BURNING SUN」で昨年11月28日に発生した客に対する店のセキュリティ担当者による暴行事件が、今年1月にMBC放送で報道されたことに始まっている。
V.I性接待疑惑、
「BURNING SUN」の従業員含むチャット仲間での盗撮性動画配信事件、
YGエンターテイメントへの波及しYGの元練習生ハンの薬物告発事件、
パク・ユチョンへと飛び火している。
・・の女性は尻も口も軽そう。

YGエンターテイメント所属の現役活動アーティスト&グループ
BIGBANG
BLACKPINK
iKON
WINNER
ジヌション
楽童ミュージシャン
イ・ハイ
Sechs Kies
ONE
TREASURE13など
YGエンターテイメントは日本のエイベックスと提携している。

 
[ 2019年6月17日 ]

 

 

 

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