軍艦島 立入禁止 石綿=アスベスト検出 観光に打撃
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長崎市は31日、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する端島炭坑(通称・軍艦島)の見学施設の大気中にアスベスト(石綿)とみられる繊維物質を検出したとして、同日から軍艦島への観光客の立ち入りを禁止したと発表した。観光客受け入れの再開時期は未定。
長崎市によると、島内の建物に石綿を使っている可能性があり、市は定期的に飛散の有無を調査している。7月に3カ所で調査したところ、2カ所で大気汚染防止法の基準値を超える石綿とみられる物質が検出された。
市は再調査をした上で、除染などの対応を検討すると説明している。
軍艦島は人気の観光名所となっており、市によると平成29年に約28万8900人が訪れた。
日平均で791人、島へは船で渡ることから、ウィークデイを考慮すれば土日祭日の混雑振りが窺える。
[ 2019年7月31日 ]