昨年、１２月２７日「１２月２９日、谷川弥一的（選挙対策委員会）という茶番が行われる」を掲載し、正月休みも返上して今日まで一月以上、今回のこの不思議な知事選を検証し、連載してきた。

この不思議さは金子原二郎、谷川弥一の過去の足跡から検証することで明らかになるかもしれない。そこで少しばかり過去を振り返ってみた。

平成１０年に金子県政が誕生してから２４年、知事としての金子原二郎１２年、参議院議員としての金子原二郎の１２年。

そして金子の長女（富貴）が谷川の長男（谷川建設の社長・喜一）に嫁いでから１５年、金子と谷川の関係まで深く検証してみると何かが解けるような気がする。

また、金子と後に閨閥となる谷川弥一は平成１０年金子県政が誕生した時は自民党県連の政調会長だったが、同年６月には自民党長崎県連の幹事長に就任し、２年間、自民党県連幹事長として県発注の公共工事（トンネル工事から港湾工事・道路工事・各種箱物）に過大な影響力を及ぼしていた。

そんな時に起きたのが自宅玄関前での鉄パイプ襲撃事件である。

その後、議長こそ加藤寛治氏に先を越され、一時は不貞腐れていたが、ある事件が幸いし、谷川は平成１４年議長に就任し、平成１５年１０月の衆議院選挙に虎島和夫氏の後継者として衆議院選挙に出馬し、民主党の山田正彦氏を破り、衆議院議員に当選している。

平成１８年、いよいよ、長崎県知事、金子原二郎の長女と、谷川の長男が結婚する日がやってきた。

インターネット長崎奉行・遠山金四郎こと中山洋次