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米消費者情報誌コンシューマー・リポートは、「2019自動車ブランド別信頼性ランキング」の結果を発表した。
それによると、レクサスが6年連続で1位になった。2位はトヨタ、3位はマツダと、日本のブランドがトップ3を占めた。この他にも4位にスバル、14位に日産、15位にホンダがランクインしている。

マツダはロードスター(MX-5 Miata)の評価がコストパフォーマンスもあり特に高く、全体を引き上げているようだが、平均でもスバルを越え、信頼性を大幅に上昇させている。
スバルは、米国で調子良いことから、経営陣にしまりがなく、不正データ事件を起こしている。技術の富士重工に回帰しなければ、ピークアウトしている米国自動車市場で安心してはいられない。

一方で、ホンダの凋落ぶりは目にあまる。
今年1月、極寒の中国で人気のSUV-CR-Xがエンジンストップする事態に至り、2月リコールと販売中止に追い込まれ、5月まで販売もできず、全体の販売台数は9月まで水面下から立ち直れていない。
これは日本では軽が売れれば良い、主戦場は米中だと賜った経営陣の傲慢体質が、米中で売れなくなっていることに起因している。ただ、業績は2輪車好調で維持しているが。ホンダからクラフトマンスピリットを取ったら何が残るというのだろうか。

韓国勢は当レポートでは上位にランクインするようになっている。
信頼感と売れるかどうかは別問題、両立してこそ初めてブランドが確立するだろう。
韓国勢は、一昨年から昨年にかけ問題となったリコール隠し発覚のさ中、米誌の当レポートなどでは高評価されるなど当レポートの信頼性が気になる。
なお、当レポートでは、三菱、ランドローバーなどは2台以上の詳細なデータを持っていないため、ランク付けしていないとしている。
 
 
コンシュマーレポート原文

 

2019 Car Brand Reliability Rankings/Consumer Reports
Rank
Change
Brand
最低
平均
最高
From
(No. of Models)
信頼
信頼感
信頼
2018
Model
Score
Model
1
1
Lexus (6)
IS
78
GX
2
1
Toyota (14)
Tacoma
76
Prius C(アクア)
3
9
Mazda (6)
CX-3
69
MX-5 Miata(ロードスター)
4
2
Subaru (6)
WRX
65
Crosstrek(XV)
5
2
起亜Kia (8)
Cadenza
61
Sedona
6
1
Infiniti (4)(日産)
Q50
61
Q60(スカイライン)
7
3
Audi (6)
A3
60
Q5
8
3
BMW (7)
X1
58
i3
9
N/A
Mini (2)
Cooper
57
Countryman
10
現代Hyundai (5)
Ioniq
57
Santa Fe XL
11
2
Porsche (3)
Cayenne
54
911
12
N/A
Genesis (2)
G90
52
G80
13
6
Acura (3)(ホンダ)
MDX
51
ILX
14
3
Nissan (11)
Versa Note
51
Maxima
15
6
Honda (9)
Clarity
50
Fit
16
Volkswagen (8)
Atlas
47
Passat
17
3
Mercedes-Benz (7)
E-Class
47
GLS
18
3
Ford (11)
Mustang
45
Taurus
19
11
Buick (5)
Enclave
44
Encore
20
2
Lincoln (4)
MKZ
43
Continental
21
3
Dodge (5)
Journey
40
Charger
22
2
Jeep (4)
Compass
40
Renegade
23
5
Chevrolet (16)
Traverse
39
Impala
24
7
Chrysler (2)
Pacifica
38
300
25
1
GMC (8)
Sierra 2500 HD
37
Yukon
26
1
Ram (3)
3500
34
2500
27
6
Tesla (3)
Model X
32
Model 3
28
1
Cadillac (6)
ATS
32
XTS
29
6
Volvo (3)
S90
22
XC60