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「ヤフー」は、8月2日開催予定の傘下の通販大手「アスクル」(ヤフー45%株を所有)の岩田彰一郎社長の再任に反対することを明らかにした。

これに対してアスクル側はヤフーに資本・業務提携の解消を申し入れていて、経営の主導権をめぐる対立が表面化している。

アスクルの業績が低迷しているため、平成9年から続く岩田社長を中心とした経営体制を刷新し、若返りを図る必要があるとしている。

両社は7年前に資本・業務提携を結び、ヤフーは現在、アスクルの株式の45%を持つ筆頭株主。

またヤフーに次ぐ大株主で11%を持つオフィス用品大手の「プラス」(元々プラスの子会社としてアスクルは発足)も、岩田社長の再任に反対するとしている。

一方、アスクル側はヤフーから岩田社長の退陣要求を受けたと明らかにしたうえで、ヤフーに対して資本・業務提携の解消を申し入れたとしている。

両社は提携したあと、家庭向けの日用品や食品のネット通販「LOHACO」を始めるなど協力を深めてきたが、楽天やアマゾンなどとの競争が激しくなる中、経営の主導権をめぐる対立が表面化した。