東急不動産と鹿島建設が出資する合同会社ノーヴェグランデは、(仮称)九段南一丁目プロジェクトの新築工事に着手したことを発表した。
本プロジェクトは、1934年(昭和9年)に完成した歴史的建造物である旧九段会館を、一部保存しながら建て替える事業。
17階建てのオフィスを中心とした高度利用を一体的に図ることで、歴史的価値のある建物を活かしながら新たな価値を付加し、賑わいのある空間を整備する。
"皇居外苑のお濠に面する"という都内随一の立地を活かし、新築部分全てのフロアからお濠や皇居外苑の四季を楽しめるよう、お濠側に開放的な窓面の設置を計画している。また保存部分の屋上には、ラウンジや自然を感じられる庭園も設置する。
なお、旧九段会館は、城郭風の重厚な塔屋を戴く帝冠様式の威風堂々とした外観や、要所に用いられた軽妙洒脱なアール・デコの装飾等、九段下の街路景観の象徴的存在であることが認められ、2019年9月に登録有形文化財に登録されている。
■開発コンセプト
本プロジェクトの開発コンセプトは『水辺に咲くレトロモダン』。
■概要 九段の母プロジェクト