韓国金融監督院が国会政務委員会による国政監査を控え8日までに提出した資料によると、韓国の大企業が国内外で日系の金融機関から受けている融資額が、34兆8000億ウォン(約3兆1200億円)に上ることが分かったと報じられている。
韓国に進出している日系金融機関(外国銀行の韓国支店ベース)が、韓国国内の「主債務系列」に貸付額は6月末時点で12兆7000億ウォンだった。
金融監督院が定める主債務系列とは、金融機関からの貸付額が一定額以上の企業グループのことで、つまり韓国屈指の企業を指す。主債務系列に属する企業の多くが海外に法人を置いており、これら海外法人が現地の日系金融機関の与信枠を活用することもある。
海外での日系金融機関からの借入額は22兆1000億ウォン。