アイコン シャープ 世界最大のフィルム型有機ELディスプレイ開発

Posted:[ 2019年11月11日 ]



シャープは、NHKと共同して30型4Kフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイを開発したと発表した。
本開発品は、対角30インチ(約76cm)のフレキシブルなフィルム基板上に、RGB(赤・緑・青)の各色に発光(RGB発光方式)する素子を形成した有機ELディスプレイであり、この構成によるものとして世界最大となる。

各色に発光する素子を蒸着方式で高精度に形成することで、カラーフィルターを不要とし、高い光利用効率を実現している。
また、フィルム基板を用いることで、薄さ約0.5mmのパネル表示部をコンパクト(半径:約2cm)に巻き取り、下部の筐体にすっきりと収納することができる。

有機EL素子を駆動する薄膜トランジスタとしてIGZOを採用。NHK独自の信号処理やパネル駆動技術の活用により、画面の明るさの均一性や動画の鮮明度を向上させた。

本開発品は、11月13日(水)から15日(金)まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2019」のNHK/JEITA(電子情報技術産業協会)ブースにて展示される。



■主な特長
1、世界最大、対角30インチのフィルム基板を用いたカラーフィルターレス(RGB発光方式)の高精細4Kフレキシブル有機ELディスプレイ

2、カラーフィルターレスのパネル構造により、高い光利用効率を実現

3、フィルム基板の柔軟性によって、表示部をコンパクトに収納(巻取半径:約2cm)

4、NHK独自の信号処理やパネル駆動技術により、明るさの均一性や動画の鮮明度を向上
 

 


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