アイコン でたらめ日本の自動車業界 三菱自に続きスズキも FCA製Dエンジン問題放置か

Posted:[ 2020年1月24日 ]



オランダの自動車規制当局は23日、スズキのスポーツ用多目的車(SUV)「ビターラ」のディーゼル車に関し、排ガス検査で不正があったとして改善を命じた。

スズキのビターラのディーゼル車(欧州販売/ハンガリー工場製造)は、FCAのディーゼルエンジンを搭載しており、FCAのディーゼルエンジンがアメリカで問題となっている。
FCA製のディーゼルエンジンを搭載しても、スズキが検査する必要があり、すべての責任はスズキにある。
現実には、有害な窒素酸化物(NOx)の排出量を少なくみせていたといい、スズキが適切な対策を打たなければ型式認証を取り消す手続きを始めるとしている。
 
ドイツでも検察が三菱自動車の関係会社に、排ガス規制を不正に逃れたとして家宅捜索に入るなど捜査を進めている。
これはVWと同じく、検査のときだけ、エンジンに負荷がかかるEGR(排害再循環燃焼装置)が機能するものの、一般道ではEGRが作動しないプログラムが組み込まれていた疑いがもたれている(VWは燃費の問題だった)。
欧州で日本の自動車メーカーの信頼性が問われる事態が相次いでいる。
政府は自動車業界を集めて厳しく叱ることが求められる。日本の信用問題だ。


<スズキは搭載したFCA製ディーゼルエンジン問題を放置していたのか>
2017年7月の報道
FCAのディーゼルエンジンは、FCA USは2017年5月23日、ディーゼルエンジンの排ガス不正問題に対し、米司法省環境天然資源部から申し立てられた民事訴訟への対応として声明文を発表している。
FCA USは、ディーゼルエンジンを搭載した2014-2016年型Jeep Grand CherokeeおよびRam1500における排出制御技術に関連した問題を解明するため、徹底した車両テストを含め、米環境保護局(EPA)およびカリフォルニア大気資源委員会(CARB)との協力を何ヶ月にもわたって進めてきているという。
 
対策として、FCA USは、排出制御ソフトウェアのキャリブレーションについてアップデートを実施している。
これによってEPAとCARBからの懸念に応えられると確信しているという。
 
2017年型Jeep Grand CherokeeおよびRam1500ディーゼル車についてディーゼル車排出の認定を正式に当局に申請している。
EPAとCARBからこの認定が得られることを前提として、FCA USは2014-2016年型Jeep Grand CherokeeおよびRam1500ディーゼル車についても、これと同じ修正版の排出制御ソフトウェアをインストールする予定という。
FCA USはこれにより、これらの車両における排出制御ソフトウェアのキャリブレーションへの、両当局からの排ガス不正問題の懸念に応えられるものと確信しているとコメントしている。
 
これらのアップデート版ソフトウェアキャリブレーションのインストールにより、該当する2014-2016型車両の排出が改善されるとしており、また性能や燃費に影響が及ぶとは考えていないという。
アメリカでは、該当車種のアップデート版ソフトウェアキャリブレーションが実施されていて、欧州でも訴訟や同様の対応が図られる可能性があり、その際は当然スズキの搭載該当車種ビターラも同様の対応が求められると思われる。
以上、
2017年7月の報道であるが、FCA製ディーゼルエンジンを搭載しながら、スズキは当時からリコールせず、ソフトのアップグレードもせず、放置していたことになる。
結局、スズキは信用を損なうことになる。

韓国勢に笑われたら日本勢はもうおしまいだろう。

スズキ・エスクード(4代目)
海外市場での名称
ビターラ
製造国
ハンガリー
販売期間
2015年10月15日 -
乗車定員
5名
ボディタイプ
5ドアSUV
エンジン
M16A型:
1,586cc 直列4気筒DOHC
2015年10月-2018年10月)
K14C型:
1,371cc 直列4気筒 直噴DOHCターボ(2017.7~)
駆動方式
前輪駆動
2015年10月-2016年11月)
四輪駆動(ALLGRIP)
最高出力
M16A型:
86kW (117PS)/6,000rpm
2015年10月-2018年10月)
K14C型:
100kW (136PS)/5,500rpm
2017年7月-)
最大トルク
M16A型:
151Nm (15.4kgm)/
4,400rpm
2015年10月-2018年10月)
K14C型:
210Nm (21.4kgm)/
2,100-4,000rpm
2017年7月-)
変速機
6速AT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング
全長
4,175mm
全幅
1,775mm
全高
1,610mm
ホイールベース
2,500mm
車両重量
1,140kg(1.6L 2WD)
2015年10月-2016年11月)
1,210kg(1.6L 4WD)
2015年10月-2018年10月)
1,220kg(1.4Lターボ)
2017年7月-)
ブレーキ
前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク

 


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