アイコン 韓国の現代自動車 部品中国から入らず生産停止 サプライチェーンウイルス中断

Posted:[ 2020年2月 7日 ]



武漢肺炎・新型コロナウイルスによる感染症の影響で、中国・武漢から部品のワイヤーハーネス(自動車の配線をまとめたもの)の供給が止まっていることから、韓国・現代自動車の国内工場の大半が7日、稼働を停止する。
現代と起亜は、ワイヤーハーネスを韓国内生産分の8割を協力会社3社が、中国で生産している。ほかの部品も多くが中国で生産している。

子会社の起亜自動車も10日、国内での生産を停止する。10日には現代と起亜の国内工場のほとんどが止まることになる。
国内3ヶ所にある現代の工場のうち、世界最大の自動車工場である蔚山工場と中部の牙山工場は4日から順次生産ラインを止めており、7日からは全面停止する。
南西部の全州工場もトラックの生産をすでに中断しており、7日はバスの生産ラインのみ稼働させる。

現代は10日には国内全ての工場で生産を停止し、11日は蔚山第2工場のみを稼働させる予定。その他の工場は12日の再開を見込む。



起亜は、ソウル近郊の所下里工場、華城工場と南西部の光州工場で10日、完成車の生産を停止する。11日以降については部品の供給状況を見ながら労使で協議する。

中国では春節休暇を、1月30日までを2月2日まで伸ばし、さらに行政指導で工場などについては9日まで停止させている。しかし、地域によって9日までの停止が長引くことも予想されている。

日本のホンダは武漢工場を14日(市当局が13日まで停止命令)から稼動させる予定であったが、まだ武漢ではコロナウイルスが猛威を振るっており、2月下旬まで操業再開を見送る。

トヨタは中国の生産工場を10日から再開させる予定であったが、17日に先延ばしするとし、一部の事業については10日から再開するとしている。
ただ、日本国内の生産工場は現在のところ影響を受けない。
以上、



 

 


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