アイコン 燻り続ける実験室から流出した可能性 COVID19 武漢コロナウイルス

Posted:[ 2020年2月18日 ]



中国だけで1772人の死亡者(17日現在)を出している新型コロナウイルス感染症(COCID19)が中国実験室から流出した可能性を提起した論文を中国の学者が発表した。
16日、明報や蘋果日報など香港メディアによると、中国広東省広州市の華南理工大学生物科学と工程学院の肖波涛教授は2月6日にグローバル学術サイト「ResearchGate(リサーチゲート)に論文を発表した。

論文は、新型コロナがコウモリから中間宿主を経て人に伝染した可能性よりも、湖北省武漢の実験室2ヶ所から流出した可能性を提起した。

肖教授は、武漢ウイルス研究所よりも武漢疾病予防管理センターが震源地である可能性が高いとみられると主張。
武漢ウイルス研究所は、新型コロナが集中的に検出された華南海鮮市場から12キロメートル程度離れているのに対し、武漢疾病対策予防管理センターは僅か280メートルの距離にあるためだ。



肖教授は、実験室からの流出とみている理由について、
新型コロナの天然宿主である「キクガシラコウモリ」は武漢から900キロメートル離れた雲南省・浙江省などに棲息していて、食用としては特に使われていない点を挙げた。
また、武漢市政府の報告書や武漢市民の証言を総合すると、華南海鮮市場でこのようなコウモリは扱われていなかったという。

(「キクガシラコウモリ」Fユーラシア大陸に広く分布し、日本にも生息している。ただし、ウイルスを持つかどうかは、ウイルス生息地に「キクガシラコウモリ」がいるかどうかにより、コウモリが宿主になる可能性がある。

反面、武漢疾病予防管理センターは2017年と2019年、実験用に多くのコウモリを捕捉していた。
2017年には湖北省・浙江省などで約600匹のコウモリを捕まえたが、この中には重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスを持つキクガシラコウモリも含まれていた。
当時、同センターの研究員は、勤務中にコウモリに噛まれたり尿をかけられたりしたと話したという。
同センターはコウモリの細胞組織を分離させてDNAとRNA配列などの研究を行ったが、ここで出た汚染されたゴミがウイルスの温床になったというのが肖教授の主張。

初期に新型コロナに感染した患者が訪れた場所として知られている協和がん病院は武漢疾病対策センターとは通り一つを挟んだところにあると伝えた。

こうした中、科学技術部の呉遠彬局長は2月15日、「実験室でウイルスを研究する際に安全にさらに注意を傾ける内容の指導意見を発表した」と明らかにした。研究所の所長は、流出した噂を完全否定している。・・・流出したとしても認めるわけにはいかない)。
現在、肖教授とは連絡が取れず、該当論文はサイトから削除された状態。
以上、
学術内部から告発、政権批判とも取れる内容は、即拘束される。

同じような論文は、中国科学院パスツール研究所の崔傑教授が新型コロナウイルスのスパイク・タンパク質にある4つの重要なアミノ酸残基が、人為的に替えられたと指摘し、新型コロナウイルスがACE2(血管機能に関わるアンジオテンシン変換酵素2)細胞受容体に結合して感染するとの見方を示した。
またインド工科大学のプラダン教授は新型コロナウイルスのタンパク質はHIVウイルスと酷似していると指摘している(この説については中国側から猛批判を浴びせられたが、批判に、完全否定されるだけの論拠はなかったとされている)。

ほか、漢研究所が地球上で最も致死力の高いコロナウイルスのいくつかを入手したという決定的な証拠があると指摘されている。
昨年、中国出身の邱香果(Xiangguo Qiu)博士とその夫である成克定(Keding Chang)博士が、王立カナダ騎馬警察によって知的財産窃盗の疑いでカナダのウィニペグ市にある国立微生物研究所(NML)から連行された。
この研究所は、カナダ唯一のレベル4の微生物学研究所、つまり中国が武漢市で運営しているものと同じ危険ウイルスを扱う研究施設である。
Qiuはエボラウイルスの研究者として知られており、夫はSARSに関する研究を発表している。

中国のこうした生物研究所の管理は杜撰で、以前にも実験利用済みの動物の死骸の肉を売り払ったり、実験使用済みで生きている動物を販売したりして、巨額の利益を上げていた研究者が逮捕される事件も発生していた。それこそそれらの肉には、各種ウイルス実験に使用された可能性もある。
第一番目の感染者は、海鮮市場には最近行っていないとも証言しているという。

そんなこんなで、研究中のウイルスが外部に漏れ出た可能性が指摘されている。

<ウイルス、ドアノブに最高9日間生息>
なお、ドイツの研究チームはSARSやMERSコロナウイルス実験で、ウイルスがモノに付着して最高9日間生存していたと発表していた。そのため、新型コロナウイルスについても、ドアノブなど人が触れるところすべて、こまめに消毒する必要があると警鐘を鳴らしている。


 

 


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