アイコン 19日以降の下船客から陽性反応3人 帰国しない外国人も多い

Posted:[ 2020年2月22日 ]



厚労省は、症状のない下船見込み者に対して、12日から検体を採取し、その結果陰性だった人たち970人を19日から下船させた。
しかし、すでに下船した人から陽性反応が出ていると報告されている。

イスラエルに帰国した1人(11人帰国)とオーストラリアに帰国した2人(164人)から陽性反応が出たと各国から発表された。オーストラリアは出身地方ごとに隔離しており、検査はまだ続けられている。
イスラエル政府は12日にもイスラエル人客15人全員の下船を日本政府に要請したが、結果断っていた。その後4人が感染して入院、19日下船した11人をチャーター機で帰国させ隔離していた。

各国は日本が陰性だとして下船させた人たちも帰国後14日間隔離対策を採用している。
下船した外国人は、帰国しても14日間隔離されることから、日本に14日間とどまる人たちも多い。そうした人たちがもしも感染していたら、日本国中の感染源となる。それより下船した大多数の日本人の中で感染者がいたら・・・・、ぞぉっとする。
政府はいつもの想定外では済まされない。

発症しなくとも感染力を有するCOVID-19、中国では狭い空間や特殊な場所ではエアロゾル感染も確認されたとの報告もなされている。



厚労省職員もクルーズ船外の埠頭で、感染者などの離船者のカウント業務を行い、その際2メートル以上離れていたが感染が確認されている。
おおむね2メートル神話を作り上げた国立感染症研究所の輩がいるのだろう。
船外では風も吹き、感染者に対して風下だったら、感染者の僅かな飛沫でも遠くへ運ばれ被曝する。船内やレストラン・ホテルなどでも空調しだいでは、飛沫は遠くへ飛ばされる。空調コントロール機器は温度が下がれば、温風が強く吹き出し、設定温度を維持しようとする構造だ。

感染した厚労省の担当官は風上と風下の知識に乏しかったのだろうが、2メートル神話を作り上げた関係者も問題だ。

船内事務の担当官も感染、このケースでは安全だとされた部屋で手袋もせずパソコン入力などの作業をしていた。入力するための乗船者が書いた用紙やパソコンを置いた机にウイルスが付着していたものと推察されている。
あまりにも当ウイルスに対して無知で業務に従事していたようだ。
感染者の役人は、船内外の業務終了後、検査も受けず、省など所属部署に戻り、仕事をしていたという。

岩田教授が述べたとおり、埠頭に建屋を建設し、安全な統括指揮所を設けるべきだったろう。
事務方が船内から受け入れる書類はすべて消毒してから、建屋に持ち込んでいれば、感染することもなく、また、書類をすべて撮影してUSBにして持ち込みさせれば感染しなかっただろう。当然、そのUSBも消毒してから建屋に持ち込むことになる。
すべてが後の祭りだ。

まだ感染拡大が続いているCOVID19であるが、すべてをデータ化し、微々細々に至るまでマニュアル化すれば、今後のために絶対役に立つことだろう。

ただ、能無し政府は、2010年の口蹄疫の感染が、2018年9月から感染が続く豚コレラの教訓がまったく生かされず、今もCOVID19で厚労省が感染させ続けている。

マニュアルも作成したところで生かさなければ、膨大な作成時間の無駄と紙の無駄でしかない。
2003年の中国SARSや2015年の韓国MERSの恐怖も他山の石として生かされていない。

見えない敵には封じ込めしか対策はないが、厚労省はまさかクルーズ船でも最大感染者は3711人と見たのであろうか。

政府は感染市の公表など今も自治体に隠蔽させているが、人の健康、産業全体に対する影響を考慮した場合、風評被害以前の問題ではないのだろうか。石川県は21日の発生で感染者の居住市を発表していない。
一方で、政府に抵抗し、政令都市の福岡市や熊本市では感染者の区まで公表している。より身近に感じ、市民がより感染しないように対策を講じることにつながる。
福岡市の高島市長は、さらに商工団体などに対し、大勢が集まる会議などの開催の先送りを要請し、すでに商工会議所などは延期することを決定している。

日本の感染者は744人、
うちクルーズ船は634人、
うちチャーター機帰国者は14人、
うち国内感染者は96人。
 

 

国内感染状況 都道府県別 COVID95
2月22日午前00時現在
都道府県別
感染者数
東京都
28
和歌山県
12
神奈川県
12
愛知県
11
北海道
8
千葉県
6
沖縄県
3
京都府
2
福岡県
2
熊本県
2
埼玉県
1
石川県
1
三重県
1
奈良県
1
大阪府
1
厚労省職員や検疫官など
5
合計
96

 

クルーズ船 ダイヤモンド・プリンセス号パニック
武漢コロナウイルス COVID19感染
乗船者数
3,711人 
乗船客2,666人、乗組員1,045人
 
感染者数
備考
1月20日
 
クルーズ船横浜出航
1月25日
 
香港人乗客、体調悪で香港で下船
2月1日
 
那覇港寄港、
 
深夜、香港当局、乗船下船客、感染発表
2月3日
 
夜、横浜帰港、大黒ふ頭沖に停泊
2月4日
 
体調不良者など優先検査開始・採取
2月5日
10
検査で感染確認
2月6日
10
 
2月7日
41
 
2月8日
3
 
2月9日
6
9日までの検査結果累積数323人
2月10日
65
 
2月11日
 
2月12日
39
下船客予定者含め客全員検体採取開始
2月13日
44
 
2月14日
0
高齢者を下船
2月15日
67
 
2月16日
70
 
2月17日
99
米国、米国人325人引取り、初の引き取り
うち当日感染判明者14人も搭乗
2月18日
88
 
2月19日
79
乗客の下船開始
2月20日
13
 
2月21日
0
19~21日までの陰性?下船客970人。
合計
634
クルーズ船感染者数(日本検査分)
・下船したオーストラリア人2人感染、イスラエル人1人感染判明をその国が発表。
・下船乗船客に対して各国は帰国後14日間隔離する
・日本は19日から陰性者の下船開始、自由の身に、但し電話でヒアリング。
・乗組員の検査はこれから、下船は運航会社と話し合いの上決定、それまで船内に。
・相室の人が感染した部屋の全員は感染判明後14日間船内に、政府は批判にさらされ、現在当該者約100人を22日に下船させ隔離施設に移動させる。
・22日にすべての乗船客は同船からいなくなる。

 

 


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