アイコン タリバンに狙われたサイタホールディングス(上場、福岡県)?

25日夜、アフガニスタン南部カンダハル中心部で起きたタリバンによる爆弾テロで、40人の死者が出た。大統領府の報道では日系企業のサイタアフガンが狙われたようだと伝えており、福岡県朝倉市の才田組(上場は持株会社のサイタホールディングス)に連絡してみた。

サイタアフガンについて、才田組関係者は「才田組のオーナーの親戚が経営している会社であり、資本関係は会社・代表個人とも全くない」とのことであった。
才田組は、本バブル初期、パキスタンで高速道の建設を請負ったが、パキスタンの政変で頓挫、代金が入らない(大幅に遅延して入った?)とともに大損害を発生させた履歴を持つ。その後もパキスタンで高速道などの仕事をしていた。

そこで「パキスタンにもサイタはあるのでは」と問うたところ、「パキスタンもアフガン同様オーナーの親戚が経営している会社である」とのこと。そこで「パキスタンで才田組は、今でも仕事してますね」と問うたところ、「オーナーの親戚のその会社がパキスタンに会社を持っており、その会社から(才田組は)仕事を受注している」とのことであった。

当初才田組がパキスタンに進出した時、才田組は政変等で撤退、その間オーナーの親戚の人が現地法人を設立して現在でも活動していたようだ。その人がアフガンでも現地法人サイタアフガンを作っていた。

戦時中の国の工事価格は、リスクが高く仕事をする(世界の)会社がないため、発注価格はとんでもなく高額になる。イラクではボロ儲けを目的に進出する企業ばかり、作業者も集まらず世界の低貧国から高額で掻き集められていたと聞く。
才田組の親戚の会社も長年パキスタン・アフガンで活動しているようであるが、アフガン南部はタリバン勢力が強いところであり、今後もこうしたテロは起るものと思われる。どの世の中も高リスク高リターンのようである。

以上の通り、サイタアフガンとサイタホールディングスとは資本関係はないものの、社長同士が親戚関係にあり、また業務面でも関係していることが判明した。

 

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[ 2009年8月26日 ]
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