アイコン 天神ビル 築後50周年

 

天神ビル

九電子会社の電気ビルが、天神交差点に所有する「天神ビル」が開館50周年を迎えた。天神地区は戦後復興により再開発され、昭和28年から昭和35年頃までに西ビル、福ビ
ルなどが建ち並んでいった。現在パルコが入居した旧岩田屋は戦前の建物である。天神地区は、飛行場の関係で高度が制限されており、博多駅周辺ビルも含めて少し容積率の緩和の方向である。そうでもしなければ、40年50年経とうとも建て替えが一向に進まないという事情もある。

 

天神ビルは、以前建物自体を屈強に改修しており、さらさら建て替えの考えはなさそうだが、最大の建て替えの課題は地下に九電の変電所があり、現状維持、触りたくないというのが本音である。各フロアーの天井は若干低いものの改修工事で向こう30年は大丈夫である。しかし福岡地所管理の西ビルや西鉄が所有して本社が入居の福ビルは、向こう10年もせず建て替えが発表されると見る。
 なお、天神ビルや福銀ビルの地には以前、歌人の柳原百蓮を娶った炭鉱王・伊藤伝右衛門の赤胴御殿があったといわれている。
 

[ 2010年6月 8日 ]
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