アイコン 「ブリックアンドウッドクラブ」の(株)高滝リンクス倶楽部/民事再生

(株)高滝リンクス倶楽部(東京都新宿区四谷1-15、代表:西澤民夫)は7月13日民事再生法の適用申請を行い、15日に再生手続き開始決定を受けた。負債額は約47億円。申請代理人は松本裕之弁護士(電話03-3206-2521)。

「ブリックアンドウッドクラブ」は、会員券ではなく、株券を発行していることから償還はないが、株券の減資(限りなく0)の可能性は残り、また新たにスポンサーを募れば、新規に株券(第3者割当増資)を発行し、第3者の所有になることも考えられる。
当ゴルフ場は2000年オープン、開発資金は株券を発行して集められている。株券は資本であり、47億円もの負債は、当初の株券発行による資本調達(=開発資金)が少ししかできていなかったのか、クラブハウス等に金をかけ過ぎたとしか考えられない。(ゴルフ場の建設代金は40億円から70億円~)。クラブ内に結婚式場(運営委託)も併設しており、こうした負担も重かったのだろう。

殆どのゴルフ場は会員券型であり、バブル時代以降に作られたゴルフ場は、会員券を償還することは99%不可能である。会員券を発行した代金でゴルフ場は建設されており、会員券を償還しようにもその償還資金はない。バブル時代に作られたゴルフ場は、通常10年後とされる償還期を1回延期しており、延期した償還期が再び来ている。

 

[ 2010年7月24日 ]
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