【修正】(株)イマムラオート/民事再生債権者判明 熊本県異常な8億70百円の焦げ付き
(株)イマムラオート(熊本市近見5-6-46、代表:今村智)は10月21日負債額約24億円で民事再生法の適用申請を行い、債権者が判明した。なお、債権額は申請書に基づくものであり今後変動する。 ところで、熊本県は同社に対してダントツの貸付額を有し、高度化事業資金という制度融資で8億7千万円も焦げ付いた。
熊本県の融資担当者は、高度化資金は、イマムラオートなどが作った協同組合で借り入れられており、イマムラオートに貸し付けたわけではないとしている。ところが詰問したところ、その組合は、イマムラオートやイマムラオートの傘下企業により構成されているという。実態はイマムラオートへの融資であることは明々白々であった。
トボケタ県担当者によると、担保は取得しているとのことであるが、8億7千万円の価値ある担保を取得している保証は一切ない。焦げ付いても税金を投入しているという認識が全くない県の融資担当者たちであり、ナントおめでたい人たちであろうか。
中古車屋さんに巨額融資した熊本県の責任は免れないが、イマムラオートは組合制度を融資に利用しており、議員や制度融資・補助金のコンサルが介在したものと思われる。
同社は民事再生ながら、事業譲渡を念頭に入れており、同社自体は消滅型の民事再生を取る予定のようだ。同社の申請代理人の弁護士は東京の弁護士であり、事業譲渡予定先も東京の日昇自動車販売(株)となっているという。何か裏でいろいろいろいろ計画されての破綻のようである。
念のため、県からの借入や事業譲渡について、同社に問い合わせたところ、一切お答えできないとのことであった。
なお、同時に同社関連の(有)九州自動車検査センターも民事再生法の適用申請を提出している。
債権者 | 債権額/千円 |
熊本県中小企業高度化資金 | 870,066 |
合同会社FCP7 | 404,458 |
商工組合中央金庫 | 367,881 |
肥後銀行 | 186,928 |
日本政策金融公庫 | 161,395 |
熊本県信用保証協会 | 138,092 |
三井住友銀行 | 116,437 |
三菱東京UFJ銀行 | 42,419 |
(株)ゼンショー | 26,354 |
アビリオ債権回収(株) | 23,627 |
熊本ダイハツ販売(株) | 18,290 |

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