アイコン 住宅エコポイント 伸び悩むリフォーム

住宅エコポイントの申請状況は、政策支援のなかでも、住宅エコポイント制度は、地球温暖化問題への対応が迫られるなか、環境分野への投資を通じた経済成長対策として注目されている。同制度は、省エネ住宅の新築や窓・外壁、屋根・天井、床等の断熱改修により、様々な商品・サービスと交換可能なポイントを発行する補助制度である。

ポイント申請戸数を見ると、10年8月は、新築が1万9,748戸(割合44%)、リフォームが2万5,430戸(56%)で合計4万5,178戸となり、前月比1,370戸増と伸びている。新築の申請状況を見ると、同制度に対応した住宅販売の増加により順調に伸びているが、リフォームの申請状況は6月以降伸び悩み、頭打ち傾向となっている。
 リフォーム申請戸数の伸び悩みの傾向は、同制度対象製品の出荷状況からも見てとれる。8月までに申請されたリフォームの内訳を見ると、窓の断熱改修が約73%に達しているが、その改修に使われる製品の9割以上が、内窓とリフォーム用ガラスで占められている。その出荷量を見ると、同制度を導入したばかりの10年3~4月は、内窓の出荷量が大きく伸びたが、5月以降は縮小傾向にあり、リフォーム申請戸数の伸び縮小がうかがわれる。

以上の結果より、リフォーム需要の一定の底上げ効果が見られるものの、リフォーム申
請戸数は既に頭打ちの傾向を示していることがわかった。また、同制度は09年度に1,000億
円、10年度に1,412億円の予算が増額されたが、10年9月末までの累計申請額は約246億円にとどまっている。政府は、住宅市場活性化や消費拡大に効果が十分でないと判断し、10年9月に同12月末までとしていた着工の対象期間を1年延長、同10月には、太陽熱利用システムや節水型便器、高断熱浴槽の3つをポイント付与対象品目に加えることを決めた。  
では、この制度改正で同制度の活用は広がるのだろうか。
国土交通省の08年住生活総合調査結果(確報)のリフォーム計画の工事内容(2つまで複数回答)を見ると、追加対象となる3品目の「トイレ・台所・浴室等の設備の改善、建具の取り替えを行う」が40.8%と、リフォーム意向が最も高い。今まで断熱改修の意向が低かったことを踏まえると、この制度改正で、来年以降はさらなるリフォーム需要の底上げが想定される。今後の動向に注目したい。
以上、農中総研発表分
断熱改修等九州ではそんなにメリットはなく、限られたリフォームニーズになっていた。太陽熱利用システムや節水型便器、高断熱浴槽、トイレ・台所・浴室等の設備の改善、
建具の取り替えなどが対象に加わるならば、九州においてもリフォームニーズは高く今後が期待される。経済復興のため施策を、エコ議員が狭義にしてしまい、現在の状況にさせてしまっていた。 

JC-NETで既掲載分
 国交省は平成22年10月末時点での同事業の実施状況について次の通り公表した。
1.住宅エコポイントの申請状況
   (1)平成22年10月の合計
      [1]新築     33,117戸
      [2]リフォーム  25,460戸(★急激に落ち込んでいる)
      [3]合計     58,577戸
   (2)申請受付開始からの累計
      [1]新築     109,445戸
      [2]リフォーム  167,388戸
      [3]合計     276,833戸
 2.住宅エコポイントの発行状況
   (1)平成22年10月の合計
      [1]新築      24,582戸( 7,374,600,000ポイント)
      [2]リフォーム   22,409戸( 1,391,462,000ポイント)
      [3]合計      46,991戸( 8,766,062,000ポイント)
   (2)申請受付開始からの累計
      [1]新築      83,482戸( 25,044,600,000ポイント)
      [2]リフォーム  148,374戸( 8,355,914,000ポイント)
      [3]合計     231,856戸( 33,400,514,000ポイント)

せっかくの国からのプレゼント、潜在顧客の皆さんは大いに利用しましょう。
工務店さんは、住宅エコポイントを営業材料に、積極的に新築やリニューアル工事の営業をしましょう。太陽光発電装置設置なども提案できますよ。


 

[ 2010年11月20日 ]
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