アイコン 第3セクターのFM局(株)九州国際エフエム/特別清算

(株)九州国際エフエム(福岡市中央区天神2-5-35、代表清算人:右田喜章)は3月16日、特別清算を申請した。申請代理人は上野光典弁護士(電話092-761-0507)。負債額は約3億50百万円。
同社は、役所と財界が鳴り物入りで作ったFM局、平成8年8月、福岡市(10.0%)、福岡県(8.7%)のほか、九州電力など地元の60団体・企業が出資して設立された。
「Love FM」の名称で、山口県西部、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県北部をエリアとして、日本語、英語、中国語、韓国語など10ヶ国語の番組を平成9年4月から放送して、平成18年3月期には約4億10百万円の年売上高を計上していた。

 しかし、平成20年9月のリーマン・ショック後は広告収入の減少が止まらず、平成22年期の年売上高は約2億90百万円まで落ち、累積赤字も約1億73百万円に至り債務超過となっていた。
1月1日にFM局「天神エフエム」を運営する西鉄グループの天神エフエム(株)に会社分割により放送事業を譲渡、1月27日開催の株主総会の決議により解散していた。
「Love FM」は、西鉄により現在運営されている。

 福岡には、FM局が竹の子のように開設されたが、ラジオ局全体の広告収入は減少の一途を辿り、インターネット全体の広告収入がラジオの3倍の7,000億円に至り、これまで北九州のFM局も含めて閉鎖や経営不振に陥っていた。

なお、代表清算人:右田喜章氏は西日本銀行の元専務、報酬が高かったのかなぁ。
福岡では、六本木の巫女が運営していた百道(福岡市早良区)のFM局も、六本木の巫女が逮捕され閉局している。

 

[ 2011年3月18日 ]
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