アイコン Gパンの「BOBSON」(株)ボブソン/民事再生申請

Gパンの(株)ボブソン(東京都渋谷区新宮前3-4-9、代表:吉田浩二)は5月2日、軸丸欣也弁護士(電話03-6267-1200)ほかに一任して、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約7億円が見込まれる。

 「BOBSON」ブランドのジーンズ製造などを行っていた旧・(株)ボブソン(岡山県、現:(株)ピーチフォート)から「BOBSON」ブランドの衣料製品の企画製造販売事業を譲受け、平成21年8月に再生キャピタル会社のマイルストーンターンアラウンドマネジメント(株)の出資により設立された。
「BOBSON」新社は、ブランドの知名度を武器に販売店や卸元の整理など行い、高付加価値化をはかる戦略を採った。しかし、それ以前に「BOBSON」ブランドのB級品がディスカウント店舗などで販売されるなどそのブランド力はすでに衰退しており、事業譲受しても隆盛期のような回復を望むべきもなかった。また、ジーンズ市場は、人気のファッション店がデザインやスタイルに機能性を持たせたオリジナル商品を投入、ファストファッション店舗も激安ジーンズを販売するなど、市場が拡大しないなか競争だけは激しさを増し、新社は売上増の方向性を見出せず販売不振は続き、今回の事態に至った。

 

[ 2011年5月 3日 ]
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