アイコン 震災倒産 土湯温泉 観山荘の(株)観山荘/自己破産申請

土湯温泉ホテルの(株)観山荘(福島市土湯温泉町見附25、代表:斎藤建一郎)は4月28日事業停止、事後処理を武藤正隆弁護士(電話024-534-4111)に一任して、自己破産申請した。負債額は約14億円。
同社は明治2年創業、昭和37年5月法人化された老舗。元々自炊湯治客を対象に営業していたが、土浦温泉に観光道路「スカイライン」が開通、それに合わせて大型観光ホテル「観山荘」を新築、その後「湯の宿樹泉」をオープンさせるなど、宿泊観光客や日帰り観光客相手に事業規模を大きくした。

しかし、スカイラインブームも土湯温泉ブームも過ぎ去り観光客が減少、観光客減の消費不況もあり赤字経営を余儀なくされていた。同社は、これらの設備投資の殆どを借入金にて賄っていたことから、財務内容も債務超過状態に陥っていた。そうしたなか東北大震災で施設が損傷を受け一時閉鎖。しかし、本格改修工事の必要があり、金融機関と交渉したものの、これ以上の資金調達は困難であり、改修工事を断念して今回の事態に至った。

観山荘 

[ 2011年5月11日 ]
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