同社は昭和４４年創業の建築工事業者。官庁工事のほか、ゼネコンの下請けにより、平成19年12期には約７億円の売上高を計上、しかし、リーマン・ショック以降の不況により、平成22年期には5億円台まで売上高が落ち、利益も受注競争から採算割れとなり、資金繰りに窮していた。同社の平成22年期の決算では自己資本が2億53百万円、同率44.5％となっているが、これほどの財務内容ならば、今回破綻することもなかろうが、資産の中に不良売掛金等がかなり含まれているものと思われる。