アイコン 柏木設備工業(株)/自己破産へ

水処理機械製造の柏木設備工業(株)(福岡県宮若市原田1418-2、代表:柏木達郎)は6月1日事業停止、事後処理を阿部哲茂弁護士(電話093-571-3559)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約1億5,000万円が見込まれている。

同社は昭和29年5月創業の水処理装置製造会社。排水門の開閉機などを製造、国交省の河川工事事務所から受注していた。しかし、官庁予算の減少から、河川事務所からの受注が減少の一途をたどり、3億円以上あった売上高が平成22年12月には約2億円までに減少。競争も激しくなり、採算性を悪化させ、資金繰りに窮するようになっていた。老舗の割には自己資本も1,100万円(内資本金1,000万円、平成21年12月期)と蓄積されておらず、売上高の減少もあり財務内容が厳しいものとなっていた。今後、大規模な水害でも発生しない限り、先行き受注の好転は見込まれず、同社は今回の措置を取ることになった。
 

[ 2011年6月 7日 ]
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