同社は昭和６１年１０月設立のキャンピングカー設計企画・製造販売会社。キャンピングカーやトレーラーの改造製作を手がけ年間５００台前後を販売、平成１８年８月期には約２９億円の売上高を計上していた。
しかし、リーマンショック後は、こうした需要が不景気から急減、平成２１年期には約２３億円まで売上高が減じ、赤字経営となっていた。更に出資先であり、取引先でもあった小倉貿易（株）が昨年６月破綻して１億１０百万円にも及ぶ多額の焦げ付きが発生、資金繰りはそれ以降パンク状態となっていた。今回、破産した小倉貿易（株）が出資の関係で第３者破産申立てを行ったものである。
経営状態は悪かったものの、小倉貿易はイサギの悪い迷惑な話である。バンテックは夢を売る商売であり、ぜひ承継する会社が現れて欲しいものである。

負債は約２８億円。