アイコン 松本龍先生 言葉足らずで御免なさい

松本先生は菅政権になりやっと大臣になったお人。その素性は、部落解放同盟を指導し「部落開放の父」と呼ばれる亡松本治一郎氏のお孫さんである。祖父松本治一郎氏も国会議員であり、父英一氏も社会党の国会議員であった。
 民主党の中でも旧社会党系のサラブレッドである。しかし、サラブレッドといっても馬場の国会では、泣かず飛ばず、民主党政権になりやっと環境相に辿り着いた。

祖父の松本治一郎氏は、土建業の松本組を起こし、当時の荒くれヤクザ(今で言う暴力団)も黙るほどの権勢を誇り、福岡に部落開放の松本組ありとして知られ、当時は社会党県政もリードするほどであった。
 父の英一氏の時代にもその権勢は受け継がれ、大手ゼネコンも松本組が仕切る案件にはどこも口出しできないほどの実力を持っていた(当時は談合花盛りの時代)。 

しかし、バブル末期に登場した治一郎氏から3代目の松本龍氏は、親の地盤を引き継ぎ国会議員になったものの、なかなか表舞台に登場することはなかった。意外と九州人は都会へ行くと口下手なのである。

松本組は、元麻生首相(福岡筑豊)のお膝元の会社同様に実弟が代表を務め、福岡県建設業協会の会長を務める松本優三氏により経営されている。
昔のような権勢はなくなったが、松本組はじめ資産管理会社は、治一郎氏が部落開放に尽力しながらも経営感覚に優れ、福岡空港内及び周辺に膨大な不動産を所有していることで知られている(松本治一郎氏が、大戦末期に榎田空港として開発される予定地を買い占めていた)。
こうしたお家柄に育った松本龍氏は、サラブレッドの何者でもないが、麻生首相同様、言葉足らずの部分があろう。しかし、本人は人に対して非常に謙虚でやさしいお人である。
土木会社の家柄であり、少々荒くれの言葉も発しようが、大目に見てもらいたいものである。
それより、宮城県知事の特区構想には、地元の漁業者が大反対しており、その現実に真摯に対応し、早急に経済復興に向け動き出してもらいたいものである。
松本大臣も、みんなが大臣と認めており、大臣になったといっても偉そうに肩を張らず、自然体で謙虚・迅速に復興事業に対応し、爺さんのように歴史に名の残る大臣になってもらいたいものである。
 

[ 2011年7月 5日 ]
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