(株)アイ・ピー・ジー・アイ/民事再生申請
婦人服卸の(株)アイ・ピー・ジー・アイ(IPGI)(東京都渋谷区渋谷1-3-9、代表:栗原博幸)は7月4日、東京地裁へ民事再生法の適用申請を行い、同日保全命令を受けた。申請代理人は石田治弁護士(電話03-3222-1401)。監督委員には佐々木茂弁護士(電話03-3359-0825)が選任されている。負債額は約70億円。
同社は平成12年3月設立の婦人服の卸及び小売業とブランドのライセンス管理業を営む会社。欧米のデニムブランドを扱っていることで知られ、ジョンガリアーノ (John Galliano)のセカンドライン、ガリアーノ (Galliano)や、リプレイ (REPLAY)、ベンシャーマン(Ben Sherman)、ジャストカヴァリなどのライセンス管理や輸入販売をしていた。販路は大手百貨店や専門店及び直営店舗で、平成22年12月期には約60億円の売上高を計上していた。
しかし、昨今の消費不況の浸透や東日本震災の影響によるファッション離れもあり、売上高が減じるなか、輸入にかかわる通貨オプション取引において、大きな損失を発生させ、資金繰りを急激に悪化させていた。
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