(株)ヤマグチ/民事再生申請
文具の(株)ヤマグチ(東京都中央区八丁堀2-8-15、代表:山口高志)は7月27日、申請処理を宮崎信太郎弁護士(電話03-5562-8500)ほかに一任して、東京地裁へ民事再生法の適用申請を行い、保全命令を受けた。監督員には島田敏雄弁護士(電話03-3239-3100)が選任されている。負債額は約13億円。
同社は大正6年創業の文房具屋さん。以前は(合名)山口文具店の商号で、地域一体の文具やオフィス家具を扱い、2005年9月期には約17億円の売上高を計上していた。しかし、サブプライムローン問題による不況突入により、10年期には約12億円まで売上高は減じ、更に東日本大地震以降、売上高が大幅減少資金繰りできない状態に陥り、今回の事態に至った。
民事再生の可能性は、顧客離れがない限り再生は大丈夫であるが、取引先の中でも上場クラスになると、破綻した会社との取引を嫌う会社もあり、最初の1年が注意である。いずれにしろ縮小均衡型の経営を早期に確立する必要があろう。
[ 2011年7月28日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメントする