アイコン (株)三宅孵卵場/民事再生申請

雛の販売の(株)三宅孵卵場(千葉県東金市小野110、代表:三宅孝雄)は7月28日、申請処理を瀬戸祐典弁護士(電話03-3297-0720)に一任して、東京地裁へ民事再生法の適用を申請を行った。負債額は約27億円。

同社は、本社地のほか、東金市内に孵卵場や種鶏場、千葉県内に3ヶ所の直営育成場、茨城県や栃木県、埼玉県の5ヶ所に委託育成場を設け、年間生産能力は900万羽という日本でも有数の雛販売会社であった。2007年6月期には約31億円の売上高を計上していた。

しかし、得意先の養鶏場の業況が消費不況から悪化、同社の売上高も2010年期には約19億円まで減少、
得意先の養鶏業者の破綻から不良債権も多発、更に今年には千葉県を襲った鳥インフルエンザ、3月には東日本大震災、続く福島原発の水素爆発により、得意先が破綻や窮地に陥り、同社に大きな不良債権が発生、このままでは先行き経営できない状態に陥り、今回の民事再生法による再建を選ばざるを得ない状況に追い込まれた。
 民事再生の可能性は、同社には養鶏場の取引先があることから、その取引先の養鶏規模まで、同社の規模を縮小させたら、再生は可能と見る。原発近くの茨城県や福島県の養鶏業者関係で、3月12日以降の不良債権は、東京電力に請求できるかもしれない。
 

[ 2011年7月28日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

※Google・Yahoo japan!・Twitter・ライブドア・はてな・OpenID でログインできます。

コメントする

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
Google サイト内検索