アイコン 東金富士(株)/自己破産へ

金属鍍金加工・金属プレスの東金富士(株)(山梨県中央市東花輪2171、代表:橋本武雄)は8月5日事業停止、事後処理を西村賢弁護士(電話03-5405-4080)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約25億円が見込まれる。

 同社は昭和54年4月に設立された金属プレス・メッキ加工品の製造業者。東京大田区京浜島にあった東京金属加工㈱と実質東京金属加工の子会社となっていた山梨県中巨摩郡田富町にあった富士精工㈱が、生き残りをかけて合併、東金富士(株)となっていた。
工場は、山梨県中央市東花輪2171の本社地と山梨県中巨摩郡田富町東花輪2171及び山梨県中巨摩郡玉穂町一町畑938の3ヶ所に有し、プリンターやパソコン・音響機器・自動車部品などの金属プレス、鍍金加工、金型製作、板金加工・組立など行っていた。

売上高は、平成19年3月期約17億円を計上していたが、平成22年3月期にはリーマンショックにより8億円まで大幅下落した。その後も受注は回復せず、同社は資金繰りにも窮して、今回の事態に至った。
工場が3ヶ所あり、どちらかの企業が購入すれば、雇用対策にもなると思われるが・・・。
 

[ 2011年8月 8日 ]
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