土木・建築工事業の辰巳屋建設（株）（長野県上伊那郡飯島町飯島２１６９－１１６、代表：小林治道）は９月５日、事後処理を長谷川洋二弁護士（電話０２６５－７３－８２８２）に一任して事業停止した。負債額は約１０億円。
　同社は大正３年６月創業の地元でも老舗で知られる土木工事業者。昭和３３年）９月に法人改組した土木建築工事業者。同社が主力とする官庁工事は、建築の施設工事や土木工事も減少の一途を辿り、同社の売上高も以前は２０億円以上を計上していたものの、平成２３年４月期には９億円を割り込み、利益も競争から低調に推移していた。今期に入っても受注は減少、先行きの見通しも立たず今回の事態に至った。