アイコン 乗鞍高原温泉スキー場 乗鞍観光が事業譲渡再建へ 長野銀行支援 実質破綻

スキー場1 支援対象企業の概要
(1)商 号 乗鞍観光株式会社
(2)所在地 長野県松本市安曇4294番地3
(3)代表者の氏名 代表取締役 中澤隆司
(4)資本金:4億70百万円
(5)主な事業内容 索道業(スキー場運営)
2 同社に対する債権の種類及び金額(平成23年9月29日現在)
貸出金 10億69百万円
3 当行グループの支援内容
当行の100%子会社であるながぎんビジネスパートナーズは、対象金融債権者間で合意した再生計画書に基づき、金融支援を実施する。

乗鞍観光㈱が運営する「乗鞍高原温泉スキー場」は、乗鞍地域を代表する存在として、永年にわたる事業実績を有し、乗鞍地域の発展に貢献してきた。しかし、近年では少子高齢化や、レジャーの多様化に伴うスキー人口の減少、景気の低迷など経営環境が大きく変化する中、来客数の減少が続いている。また、過去の設備投資に起因した過大な借入金負担もあり、近年窮境に至っている。
このような状況の中、同社は、経営体制と過剰債務の抜本的な見直しによる事業再生を行うため、専門家による助言を受けながら複数の候補先と交渉を続けた結果、㈱マックアース(本社 兵庫県養父市)を事業スポンサーとして招聘し、マックアースが設立する新会社へのスキー場事業移管を骨子とする事業再生計画を策定した。

同社のメイン行である当行グループは、同社から当該事業再生計画の提示を受け、その内容の合理性、実現可能性について総合的に検証した結果、㈱マックアースはスキー場経営の実績・ノウハウを十分に有していることから、本件の事業スポンサーとして最適であるとの結論に至り、同計画の実施によりスキー場再建を図ることが地域経済にとって最善の方法であると判断した。

本件再生計画は、同社の事業再生のみならず、従業員の雇用の確保や、周辺地域における観光関連事業者等の事業基盤の維持・拡大につながるなど、地域経済の活性化にも寄与するものであり、スキー場を核とした乗鞍地域全体の面的再生として大きな意義を持つものであると考えている。

当行グループは、地域金融機関としての公共的使命に鑑み、本件と同様、今後も積極
的に地域再生、事業再生への取り組みを進めるとしている。

 すばらしいことであるが、よく焦げ付く長野銀行でもあり、追い銭にならぬようご留意頂きたい。

[ 2011年9月30日 ]
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