アイコン (株)HOTTA・黒崎京築運送(株)・(株)DAISEI/民事再生申請

建材物流会社の(株)HOTTA(京都府宇治市槇島町二十四34、代表:堀田芳史)は9月29日、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行い、財産の保全処分を受けた。申請代理人は鈴木学弁護士(電話03-5562-8500)。監督委員には三山裕三弁護士(電話03-3234-2750)が選任されている。負債額は約34億円。

関連会社の(株)DAISEI(兵庫県神戸市中央区栄町通2-4-14、代表:原康仁)及び黒崎京築運送(株)(福岡県北九州市八幡西区八枝2-2-18、代表:中村武司)も民事再生法の適用申請を行っている。
(株)HOTTAは、昭和49年2月創業の運送会社。鮮魚や生花の輸送業務や大手運送会社の下請け運送業務のほか、建材のアウトソーシング事業として、建材メーカーや大手ハウスメーカー・住設機器メーカーなどから資材の受発注業務を請け負い、業容を拡大させてきた。
全国10ヶ所に営業所を配置するなどのほか、M&Aで事業拡大を図り、平成20年3月期には約49億円の売上高を計上。しかし、リーマン・ショック以降、住宅建築の落ち込みにより、住宅資材の物流業務が大幅減少、他の物流業務も競争から採算性を悪化させ、平成23年3月期には約38億円の売上高まで減少、これらの業容拡大に伴う借入負担に資金繰りを悪化させ、今回の措置となった。
 

[ 2011年9月30日 ]
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