アイコン 朋友出版(株)の破綻について

書籍破綻企業 :朋友出版(株)
本店所在地:東京都新宿区市谷台町6-3
代 表  :北原平三郎
設 立  :昭和34年9月
資本金  :1,000万円
従業員  :24名
売上高  :(平成22年11月期)約5億円
事業内容 :幼児から大学進学生までの学習書の出版

破綻状況 :10月5日に事業を停止、自己破産申請の準備に入った。
事後処理の代理人:浅野晋弁護士(東京都新宿区四谷4-3、電話03-3226-0051)
負債額  :約10億円。

破綻経過等:
 同社は昭和34年9月に設立された学習参考書の出版会社。同社は幼児から大学入学試験まで幅広い学習書を扱い、中でも小・中・高生向けての学習書は、学年毎、教科毎、教科書毎など数多くの出版物を擁していた。
こうした出版物に支えられ、バブル初期の昭和62年には12億円以上の売上高を計上していた。しかし、そうした数多くの出版物は、少子化の影響を受け、販売数量が減少し続け、同業者間の競争も激しくなり、平成22年11月期には5億円台まで売上高を落としていた。

同社は、売上高が落ちたことにより、借入金が重たく圧し掛かるようになり、赤字も続いてきた。その対策として、旧本社(東京都新宿区矢来町)の不動産を売却、本店を今年1月から現在地に移転するなどしてきた。ところが、本年4月の新学期になっても震災の影響からか学習書販売の好転が見られず、資金繰りも限度に達し、今回の事態に至ってしまった。

[ 2011年10月 7日 ]
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