常陽機械(株)/自己破産へ
各種精密測定器の常陽機械(株)(埼玉県川越市下赤坂290-1、代表:塚本稔)は12月20日事業停止、事後処理を横溝高至弁護士(電話03-3265-8277)に一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約17億円。
同社は昭和46年6月創業の各種精密測定器や試験機の設計・製造業者。自動車業界はじめ、医療機器関連、食品製造機械関連向けなど製品は多岐にわたり、製品の4割はOEM品、他は自社ブランドで販売し平成20年3月期は約15億円の売上高を計上していた。
しかし、リーマン・ショック後は、エンドユーザーである企業の設備投資が減退、平成22年期には売上高が8億円台まで急落、この間、本社や上里に新工場を建設したため、借入負担が重く圧し掛かり、また新製品の開発費や運転資金にも限界が生じ、今回の事態に至った。
[ 2011年12月21日 ]
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