土木建築業の（株）長谷部組（埼玉県東松山市小松原町９－５、代表：長谷部信幸）は１２月２７日、東京地裁へ民事再生法の適用申請をなし保全命令を受けた。申請代理人は井原智生弁護士（電話０３－３２３９－１３１１）ほか。負債額は約９億円。

　　同社は明治２５年８月創業の土木・建築工事業者の老舗。官庁工事や民間工事を請負や賃貸マンションの女子学生会館「レディス・ピア１」(鶴ヶ島市)と「レディス・ピア２」」(南越谷市)の運営および賃貸マンション「レジェン」シリーズを開発して受注に努め、以前は１３億円台の売上高を計上していた。
しかし、不況の長期化やリーマン・ショックにより平成２２年３月期には８億円台まで売上高が減少して大幅赤字に陥り、経営難に至っていた。