アイコン フィアットが提携先を模索  スズキ・マツダも候補に

フィアット伊自動車大手フィアットのマルキオンネ最高経営責任者(CEO)は28日、欧州の自動車市場が飽和状態となり販売が頭打ちとなっていることから、フィアットが提携先を模索していることを明らかにした。
ブリュッセルで開かれている自動車関連の催し物に参加している同CEOは記者団に対し「フィアットは世界中どこでも活動的なパートナーになれる」と述べ、あらゆる自動車メーカーとの交渉を排除していないと姿勢を示した。

ただ、欧州では提携先は限られていると指摘。スズキやマツダとの提携の可能性もあるかとの質問に対しては、「これらも含め、検討するべき選択肢は多い」と述べた。

<GMとプジョー・シトロエン提携へ>
世界の自動車業界では、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、欧州における戦略的提携関係の構築に向け、仏PSAプジョー・シトロエンの株式を取得することで交渉を進めていることが明らかになっている。

マルキオンネCEOはこうした動きについて、「欧州の状況に対応することがカギとなる。プジョーとGMとの提携が実現した場合、過剰生産能力の問題が対処されることを望んでいる」と述べたとロイターが伝えている。
 
 欧州の自動車産業は、VWグループとルノーグループは世界戦略に長けており、問題ないが、域内に対応しているメーカーは、不況と車の耐用年数が伸びていることから何れも苦しい展開をしいられている。特にイタリアは財政難から大不況に突入しており、排ガス規制や走行距離問題もあり、開発投資には莫大な投資を必要とすることからイタリアメーカーは特に厳しいものと思われる。
 

[ 2012年2月29日 ]
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