アイコン 焼肉店「平城苑」の(株)サンロクカン/民事再生申請

旧(株)平城苑の(株)サンロクカン(東京都足立区綾瀬4-16-7、代表:内田寛)は3月23日、申請処理を後藤孝典弁護士(電話03-3591-7377)に一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。監督員には、清水祐介弁護士(電話03-3573-1578)が選任されている。負債額は30億円以上。

同社は昭和45年12月創業の飲食店経営会社。旧(株)平城苑として「平城苑」の16店舗をはじめ、「一頭や」「江戸前寿司魚平」「さかなや魚平」など約20店舗を経営していた。

焼肉店業界はリーマンショック以降の不況により客足が減少、更に昨年はユッケ死亡事件や放射能汚染牛問題が発生して更に客足は遠のき、業界全体の本年1月売上高は昨年同月比20%のダウン、2月も同9%減少している。

こうしたことから、同社も更なる売上不振に陥り、旧(株)平城苑を(株)サンロクカンに社名変更、現業部門を新たなスポンサーも付いた新(株)平城苑を設立して事業譲渡、(株)サンロクカンは不良資産管理会社になっている。

同社は事業部門を既に譲渡しており、収束型の民事再生と思われる。金融機関等大口債権者たちの了解を取ってのことであろう。

なお、焼肉店「平城苑」等は新会社(株)平城苑により平常どおり行われている。

[ 2012年3月28日 ]
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