アイコン ワールドインテック(北九州市)/12月期第一四半期 増収減益

製造派遣・業務請負業を主業とする同社は、ファクトリー事業は、昨年のタイの洪水影響からの挽回生産等で、機械系分野や自動車関連分野が、当第1四半期を牽引したが、半導体関連の厳しい状況が続き、売上は前年同期比で微増にとどまった。また、当第1四半期において、大手eコマース分野の物流基地で第2四半期から本格的に立ち上がる請負体制構築のための先行投資を行った。

結果、売上高は40億23百万円(前年同期比4.3%増)、部門営業利益は29百万円(前年同期比▲84.4%減)となった。

 

テクノ事業は、設計開発分野において、情報サービス関連、自動車部品関連を中心に受注を獲得し、安定した稼働率を確保した。生産技術分野においては、半導体および電気電子関連が厳しい状況にあるため、繁忙分野への人員のシフト等、体制の見直しを図っている。結果、売上高は15億28百万円(前年同期比9.6%増)、部門営業利益は76百万円(前年同期比24.9%減)となった。

R&D事業は、研究ルーチンワークを中心とした一般派遣事業領域へ参入しており、在籍数を前年同期比で60名以上増加させた。また、臨床受託体制確立のための先行投資を積極的に行った。

結果、売上高は6億94百万円(前年同期比24.3%増)、部門営業利益は62百万円(前年同期比▲5.2%減)となった。

情報通信事業は、スマートフォンや携帯電話の新機種が相次いで発売され、タブレット端末やwifiルーター等のデータ通信端末の普及が進み、市場全体が好調に推移した。また、当第1四半期は、キャリアショップの他、複数のキャリアを扱う併売店の出店を行い販売網の拡大を進めた結果、販売数及び販売後継続的に発生するストックコミッションが増加した。

結果、売上高は29億26百万円(前年同期比45.1%増)、部門営業利益は1億09百万円(前年同期は6百万円)となった。

 不動産事業は、当事業の営業基盤である首都圏マンション市場の当第1四半期における新規供給戸数は、前年同期比7.9%増の9,199戸、初月契約率が76.0%(不動産経済研究所)と好調ラインの70%を上回り、堅調に推移した。

このような環境の中、同社は事業採算性を考慮した仕入活動、地域に密着した営業活動を行った。また、3月6日付で(株)サンシティ(本社:仙台)より一部事業の譲受をしたことで、震災後の東北エリアにおける事業基盤の整備をはかった。

結果、売上高は12億32百万円(前年同期比6.9%減)、部門営業利益は42百万円(前年同期比▲87.5%減)となったとしている。

不動産事業が数値上本格化するのは、今後になるのであろう。

 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年12月期第1四半期
9,806
487
608
431
12年12月期第1四半期
11,957
118
103
64
前年同期比
121.9%
24.2%
16.9%
14.8%
12年12月期予想
49,611
1,361
1,306
645
11年12月期実績
37,892
588
678
214
10年12月期実績
32,109
344
487
58
09年12月期実績
29,094
389
537
149
今期予想/前期比
130.9%
231.5%
192.6%
301.4%
 

[ 2012年5月 8日 ]
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