アイコン ソラシドエア/燃料費克服し黒字計上  鹿児島-羽田線寄与

九州管内や東京などへ就航させているスカイネットアジア航空株式会社(ブランド名:ソラシドエア、本社:宮崎市大字赤江宮崎空港内)は、平成24年3月期増収減益の決算を発表した。

当期は、原油価格の高騰に伴って燃料費のコストが上がったことなどから4年ぶりの減益。

一昨年10月に大分と羽田を結ぶ便が就航したことや、鹿児島と羽田を結ぶ便が好調だったことなどから、収入は前の年よりも約28億80百万円増加して、292億26百万円となった。
一方、費用は、原油価格の高騰に伴って燃料費のコストが増えたことや、機材の使用年数が長くなり、整備費がかさんだことなどから運航にかかるコストが増え、前期より32億80百万円余り増加して285億71百万円。
その結果、最終利益は、前年より▲30%減の約5億36百万円となった。前期比減益となったのは4年ぶり。
大分と羽田を結ぶ路線の搭乗率は、前年が55.4パーセントだったのに対し、当期では60.2パーセントに向上、今後は70%の搭乗率を目指すとしている。

同社は、宮崎・鹿児島・熊本・大分・長崎から羽田へ、宮崎・鹿児島・熊本・長崎から沖縄へ定期便を就航させている。

設立  :1997年7月
所在地 :本社:宮崎市大字赤江 宮崎空港内(宮崎空港ビル2階)
資本金 :23億4,559万円
<主な株主>
株式会社日本政策投資銀行27.75%
宮交エアグランドサービス株式会社23.97%
全日本空輸株式会社8.56%
米良電機産業株式会社6.71%
宮崎県中小企業等支援ファンド投資事業有限責任組合
双日株式会社
羽田タートルサービス株式会社
米良充典
九州電力株式会社
株式会社大分銀行

スカイネットアジア航空株式会社は、1997年7月パンアジア航空株式会社として福岡市で設立された。しかし、出資金だけを募るだけでなかなか就航せず、そのうち宮崎に本社を引っ越して出資者からのブーイングを逃れた。2004年6月には事業に行き詰まり、産業再生機構の経営支援を受け、減資など行い株主も変わり再建された航空会社。同社はLLCの性格も持っており、いつ上場するのであろうか。

[ 2012年6月 1日 ]
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