アイコン 胆管がん発症者24人(死亡14人) 従事者に対して公的な精密検査が求められる

大阪や宮城県などの印刷会社の従業員らが「胆管がん」を発症したことが相次いで明らかになった問題で、新たに7人が労災申請を行い、これで胆管がんを発症した人の数は全国で24人となった。
これまでに、大阪や宮城県それに東京など5つの都府県の印刷会社でインクの洗浄作業などに関わっていた従業員ら計17人が、胆管がんを発症していたことが判明している。

7人はいずれも男性で、このうち6人は40代から70代、すでに死亡していて、残る1人は60代だという。厚労省は何故か都道府県を明らかにしていない。省としては、亡くなった人たちと一緒に作業していた人たちが、労災申請しないよう、また、公費支出を抑えたいことから、発表していないのであろう。

これで発症者は、全国で24人となり、このうちの14人が死亡していることになる。
 
  胆管がん発祥原因物質とされているジクロロメタン含有のインキ洗浄剤は、当問題が発覚しても販売されており、製造や販売を中止させる必要があろうが、産業界代表の厚労省は一向にそうした動きをしない。政治家の大臣と行政の省は離れた2枚岩であり、決してくっ付かない。
 そうしたことからも、生活がかかっている作業従事者に対してのヒアリング調査だけではなく、元・現の作業従事者に対して、公費でも全員精密検査させる必要がある。
 

[ 2012年7月26日 ]
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