東向鉄工(株)/会社更生法適用申請
建設機械・油圧機器メーカーの東向鉄工(株)(兵庫県明石市二見町南二見12-7、代表:東向一彦)は7月30日、申請処理を大関大輔弁護士(電話03-6278-7722)ほかに一任して、大阪地方裁判所へ会社更生法の適用申請を行った。保全管理人には、森恵一弁護士(電話06-6203-7112)が選任されている。
負債額は約40億円。
同社は昭和4年3月創業の建設機械・油圧機器メーカー。同社は神戸製鋼所=コベルコの油圧部品などを主力に製造し、以前は30億円以上の売上高があったが、リーマン・ショック後売上高は約23億円まで漸落していた。
同社は、平成17年に神戸市西区見津が丘の神戸複合産業団地に最新鋭工場を建設して工場移設、その後の受注減で、工場への投資負債が経営に重たく圧し掛かっていた。
建機市場も、頼みの中国も景気減速で不動産開発がしぼみ、建機ニーズが縮小、同社の売上高は一段と落ち込み、債務超過に至っていた。
同社は、最新鋭の工場を有しており、縮小均衡型で更生は可能と見られる。
既存の販売先:コベルコクレーン、コベルコ建機、神戸製鋼所、カワサキプレシジョンマシナリ、住友重機製造、川崎重工業、日立建機など
既存の仕入先(現在あるかどうかは不明):神鋼商事、ユアサ商事、ユニテン、増屋、川重商事、日本エスケイエフ、阪部工業ほか
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