アイコン 7月までの九州各県別住宅着工戸数累計状況

1月から7月までの九州各県の住宅着工戸数状況は、福岡県が僅かにマイナスのほかは、全県前年同期間比プラスとなっている。
なかでも長崎県が22.1%増と大幅増になっているほか、政令指定都市効果、新幹線効果、くまもん効果の熊本県や宮崎、大分県も2桁増加となっている。これらの増加は戸建注文住宅が堅調に伸びてきたことにある。

ただ、福岡県の場合は、逆に注文住宅が不振となっている。理由はリーマンショックの落ち込みから2010年1月から急回復してきたものの、昨年8月までのエコポイントで息切れしている状態による。福岡県の分譲マンションは開発サイクルにより、伸びと鈍化を繰り返し、1~7月までの分譲マンションの着工件数は、前年同期間比▲7.2%減の2,660戸(昨年同期間2,866戸)となっている。分譲マンションもエコPの影響を受けていると思われる。
全体として、昨年のエコPの駆け込み反動により、7月単月は大幅な落ち込みとなっており、その影響は8月まで。9月からの着工戸数の動向は注視していく必要がある。
各県個別詳細は、別添えの「7月の全国・九州各県の住宅着工状況表」を見ていただきたい。HPトップページ、右コーナー

九州各県別の6・7月の着工状況と7月までの累計状況/出典:国交省
 
 
6月
7月
1~7月累計
 
人口
戸数
前年同月比
戸数
前年同月比
戸数
前年同期比
福岡
5,083,050
3,237
11.7
2,899
-8.5
20,073
-0.7%
佐賀
843,916
345
2.7
432
-35.1
2,445
2.7%
長崎
1,409,132
601
37.5
458
3.4
3,731
22.1%
熊本
1,807,260
1,036
-0.2
1,050
-11.5
6,673
15.4%
大分
1,186,270
495
-22.5
594
41.1
3,504
10.5%
宮崎
1,126,283
504
-16.0
592
-8.8
3,722
14.6%
鹿児島
1,690,503
1,025
16.7
818
11.0
5,268
6.4%
小計
13,146,414
7,243
6.1
6,843
-26.0
45,416
6.1%
沖縄
1,407,531
954
-17.1
1,344
45.6
6,962
1.4%
各県人口は、各県が発表している7月1日現在の推計人口を記載している。
 
福岡県の持家(注文住宅)着工件数の月別状況/出典:国交省
 
2010
2011
2012
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
774
18.9
721
-6.8
799
10.8
2
658
6.5
805
22.3
744
-7.6
3
730
6.4
819
12.2
715
-12.7
4
731
11.3
748
2.3
773
3.3
5
853
19.3
863
1.2
833
-3.5
6
791
-2.0
877
10.9
779
-11.2
7
808
-2.2
1,130
39.9
914
-19.1
8
1,027
28.7
877
10.9
 
 
9
914
20.6
775
-15.2
 
 
10
949
11.6
873
-8.0
 
 
11
1,047
29.1
787
-24.8
 
 
12
984
20.0
833
-15.3
 
 
10,266
14.1%
10,108
-1.5%
 
 
 
[ 2012年9月 3日 ]
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