アイコン 追報:(株)さとうベネック/再生手続き開始決定

元地場大手ゼネコンの(株)さとうベネック(大分市金池町3-3-11、代表:大川義廣)は9月19日、東京地方裁判所において、再生手続きの開始決定を受けた。監督員には、永沢徹弁護士(電話03-3273-1800)が選任されている。

負債額約44億円。

債権回収機構お墨付きの再生ファンド「ネクスト・キャピタル・パートナーズ(株)」が、同社を再生させたものの、ゼネコン経営などズブの素人の数名しかいない不動産会社に、本年2月末日高値で売却。ズブの素人の経営者は、半年も持たず倒産させた。会社の運転資金で計画を頓挫させた結果、プロパー役員も4人全員が7月辞任、身動き取れなくなっていた。

破綻の総責任は、ゼネコン経営に付きズブの素人に対して、ネクスト・キャピタル・パートナーズが売却したことにある。

同社は今回、再生手続きの開始決定を受けたとしても、難題を山ほど抱えている。

[ 2012年9月20日 ]
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