アイコン 「ビースパ」のビータの生活(株)、(株)ブレーンダム(福岡市)/自己破産へ

ペットショップ経営のビータの生活(株)(福岡市城南区堤2-21-8、代表:奥村正晴)と関連で内装工事業の(株)ブレーンダム(同、同)は9月28日、事後処理を高藤基嗣弁護士(電話092-741-5340)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は合計で約9億円。
同社は昭和38年家具什器販売施工の三豊ビジネス(株)として設立された。三豊ビジネス(株)のペットショップ部門を分離してビータの生活(株)を設立、「ビースパ」の店舗名で直営・FC展開、福岡県を中心に吸収東京まで進出していた。また、三豊ビジネス(株)は、家具什器・内装工事の(株)ブレーンダムに社名変更して現在に至っていた。
同社は、惣菜業にも展開するなど多角化を進めていた。しかし、リーマン・ショック以降、不況に突入して、庶民はペットショップでのトリミングや温泉どころではなくなり、ブレーンダムも業務の店舗内装工事が不況により顧客である店舗の設備投資が減少し続け、両社とも売上不振に陥っていた。

これまでの「ビースパ」店の店舗展開などによる借入負担も、売上不振から、経営に重く圧し掛かるようになり、今回の事態に至ったが、既にペットショップ「ビースパ」事業については(株)ビースパサプライに営業権を譲渡している。金融機関の承諾でも取り処理したのであろう。
 

[ 2012年10月 2日 ]
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