アイコン (株)稲忠漆藝堂/民事再生廃止決定 官主導で再建を

漆器製造販売の(株)稲忠漆藝堂(石川県輪島市河井町2部245-2、代表:稲垣充治)は10月5日、金沢地方裁判所において、民事再生手続きの廃止決定を受けた。保全管理人には、西井繁弁護士(電話076-263-7765)が選任されている。

同社は、平成16年10月民事再生を申請して再生途上にあったが、平成19年3月発生した能登半島地震で建屋が半壊するなどしたうえ、リーマン・ショック後は、購入客である観光客も減り続け、民事再生によった経営体質や売上高の改善回復には程遠く、今回の事態に至った。

しかし、同社は漆器製造会社であり、稲忠漆芸堂・イナチュウ美術館もあり、輪島の一大観光施設にもなっている。秋の行楽シーズンを前に既に旅行の団体客の食事場所にも困っている状態であり、官民上げて再建することも必要だろう。また、施設は文化遺産としても残すことも考えられる。

[ 2012年10月 9日 ]
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