アイコン (株)井上冷熱/民事再生申請

断熱プラント工事の(株) 井上冷熱(大阪市西区江戸堀1-9-6、代表:井上大輔)は11月29日、申請処理を福岡宏海弁護士(電話06-6251-7266)ほかに一任して、大 阪地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。監督員には、村辻義信弁護士(電話06-6343-3343)が選任されている。

負債額は約18億円。

同社は昭和10年創業の断熱プラント工事業者。冷凍・冷蔵の物流施設や食品倉庫・LPG船など各種船舶の断熱工事などを手掛け、バブル時代には80億円以上の売上高を計上していた。しかし、その後の膨大な公共投資のタレ流しにも関わらず景気回復には至らず、リーマン・ショック前の不動産ミニバブルで冷凍倉庫や船舶が好調となり、やっと少し売上高を回復させ平成20年12月期には56億円台の売上高を計上していた。

しかしながら、リーマン・ショック後は再度工事需要の低迷に陥り、同23年12月期は36億円台の売上高まで落とし、支えきれず今回の事態に至った。

同社は技術を持っており、顧客ニーズも少なからずあり、民事再生は可能と思われる。

 

[ 2012年11月30日 ]
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