アイコン アミューズトラベル(株)/営業停止へ 「万里の長城」「大雪山遭難」死亡事故

アミューズトラベル(株)(東京都千代田区神田駿河台2-8、代表:板井克己)は、12月20日に営業を停止する。社長以下役員3人は遺族への対応などを行う。

同社は平成3年10月福岡市博多区で設立され、登山ツアーを専門に手掛ける第1種旅行業者であった。

本社を東京に移し、大阪、名古屋、福岡、仙台、広島に営業拠点を設置、各地の登山好きな同好会への営業やクラブを作り顧客を増加させ、ピーク時には15億円以上の売上高を計上していた。

しかし、平成21年7月16日に同社が企画した北海道の大雪山系トムラウシ山登山ツアーで遭難事故が発生、低温症で8名が死亡。平成24年11月6日にも同社が企画した中国の万里の長城観光で吹雪により遭難、低温症によりツアー客3名が死亡するなど、高地や登山を扱うツアー観光業者としては素人のような運営を行い、重大事故を多発させていた。

遺族への補償など心配される。

[ 2012年12月 5日 ]
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