協立測量(株)/破産開始決定
地場大手測量の協立測量(株)(東京都杉並区上荻1-15-1、代表:海老原秀行)は12月26日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、北川秀二弁護士(電話03-3239-7175)が選任されている。
負債額は約16億円。
主受注先の官公庁の発注が減り、また関係者が贈収賄で逮捕され信用失墜、最近では東日本大震災で予定測量工事が延期になるなどして資金繰りに行き詰まり、昨年11月事業を停止していた。
<平成18年8月4日付け関東地整1年間指名停止内容>
協立測量(株)の専務取締役は、関東地方整備局北首都国道事務所が発注した首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の測量業務の指名競争入札において、平成17年3月頃同事務所副所長から予定価格を聞き出すなどしたとして、平成18年5月17日、同副所長とともに競売入札妨害の疑いで逮捕され、また、平成15年4月頃から平成17年3月頃まで、同副所長から測量業務の予定価格を教えてもらう見返りに、総額約500万円相当の贈賄を行ったとして、平成18年6月6日に再逮捕された。
今般、同専務取締役が、関東地方整備局首都国道事務所課長から予定価格を試算するのに有利な内部資料をもらう見返りに計710万円を無利息・無担保で貸付けたとして、平成18年7月26日、贈賄罪で追起訴された。
[ 2013年1月18日 ]
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