アイコン 米偽装の(株)かも有機米/事業停止 倒産

加茂有機米生産組合の米を扱っていた(株)かも有機米(新潟県加茂市矢立新田521、代表:石附健一)は2月15日、事後処理を酒井宏幸弁護士(電話026-236-1188)に一任して、事業を停止した。
負債額は約15億円。
同社は平成19年3月期には50億円以上の売上高を計上していたが、平成20年10月には下記の通り米の偽装事件が発覚、信用失墜、不良在庫や不良資産が累積して債務超過に陥っていた。

<産地偽装の同社侘び文>「別産地の秋田県産のあきたこまち」などデタラメ謝罪

加茂有機米生産組合の田んぼの作業の記録管理、生産された玄米の保管、出荷の作業をしている(株)かも有機米の精米販売事業の部門で、
1)「秋田県産あきたこまち」=特定市の地域産の原料を使用すべきところを別産地の秋田県産のあきたこまちを原料として使用しました。
2)もち米の不適正表示=表示シール作成作業をする時に表示を間違いました。
農水省の指示に基づき、現在の表示のチェック、原因の究明、責任の所在の明確化、出荷体制、管理体制を整備し、再発防止策を構築して農水大臣宛に平成20年11月17日までに改善報告書を提出いたします。
現在、表示のチェック、管理体制の構築、社内の品質表示制度に関る啓発と尊守を徹底するための作業と教育を実施しております。
皆様には、ご不安、ご心配をおかけして大変申し訳ないと深くお詫び申しあげます。
平成20年11月4日
株式会社かも有機米  代表取締役 石附健一 
 

[ 2013年2月18日 ]
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